世界唯一!?温泉に入る猿のヒミツ
2020年月06日05日
ニホンザルが温泉に入る映像をテレビなどで見たことがある!という方は多いかと思います。
実は世界でも猿が温泉に入るのは日本だけなのです。
今回はなぜニホンザルが温泉に入るのかをご紹介します。
ニホンザルはなぜ温泉に入るの?
ニホンザルが最初に温泉に入ったのは、長野県にある地獄谷野猿公苑だといわれています。
最初から温泉に入っていたわけではなく餌付けされていた子猿が誤って温泉に入った餌を取ろうとしたことがきっかけで温泉に入り、群の猿たちも入るようになったといわれています。
現在は寒さの厳しい中で体を温める知恵として猿たちが温泉に入っています。
夏の暑い時は積極的に温泉に入らず人のようにカラダの汚れを落とし綺麗にするといった目的もありません。
ニホンザルが湯冷めしない理由
全身が油分の多い細やかな毛に覆われていて、毛の内部まで水分が浸透しないのでブルブルっと体を震わせる事によって水分は飛び散り、水を弾くことができます。
人と違って汗腺も少なく汗をかきにくい体質なため、温泉から上がって寒い雪の中に戻っても湯冷めしない、とも言われています。
また、寒冷地に備えて体の末端の毛細血管が収縮して体温が奪われないように発達しています。
雪の上で裸足で歩いていても霜焼けにならないのもこのことが理由です。
実は温泉に入るのはメスと子猿だけその理由は?
入浴するのは、一部のメスと子猿がほとんどです。
体力のある雄ザルは群れを守るためにすぐに行動できるように備えていたり、毛が濡れて体が小さく見えることを嫌うためあまり温泉に入りません。
温泉に入る猿を見に行こう!ほっこり温泉姿を見れるスポット
世界で初めて温泉姿を確認した「地獄谷野猿公苑」
動物園とは違い柵がないので野生のニホンザルを間近で見ることができます。
「スノーモンキー」と呼ばれ海外メディアにも取り上げられていて外国人からも人気が高いスポットです。
また、地獄谷野猿公苑から50mの距離にある旅館「後楽館」では日帰り入浴も可能なので温泉に入る気持ちの良さそうな猿を見て自分も温泉に入りたくなってしまった人にぴったりです。
運が良ければ露天風呂で野生の猿と混浴できるかもしれませんね。
営業期間
開園:夏季(4月ごろ~10月ごろ) 開苑時間 8:30〜17:00
冬季(11月ごろ~3月ごろ) 開苑時間 9:00〜16:00
休園:無休
温泉に入る猿を見に行こう!ほっこり温泉姿を見れるスポット
たくさんのニホンザルに会える!日光さる軍団
ここではニホンザルの自然な姿から伝統芸能である「猿まわし」、大道芸や
劇場などのパフォーマンスを楽しむことができます。
もちろんお猿の温泉姿も見ることができ、記念写真をとったり、触れ合うことができます。
こんな近くで猿の温泉姿を見られるのは、日光さる軍団だけかもしれません。
距離が近いので、沢山インスタ映えする写真が撮れそうですね!
営業期間
開園時間:平日10時~16時 / 休日・祝日 9時~16時
劇場公演時間:平日 11時〜/13時〜/15時〜 / 土日 祝日 10時〜/11時〜/13時〜/15時〜
※上記時間以外でも、GWやお正月、夏休みなど繁盛期は臨時公演を行うこともございます。