もふもふもこもこに会いに行こう!動物たちの冬支度とは!?
2020年月12日21日
一部の動物たちは冬になると毛や羽を夏より密にしたり、体に脂肪をつけることによって冬支度を始めます。
また体を雪の色と合わせて真っ白にして身を隠したり、温泉に入ることによって温まってみたりと、それぞれ寒い冬を乗り切るため思い思いの工夫をしています。
今回はそんな動物たちの可愛い工夫を紹介していきます。
エゾユキウサギ
2円切手のうさぎといったら思い出す方も多いのではないでしょうか。
エゾユキウサギは北海道の平野部から亜高山帯まで広範囲に生息する
日本では最大のうさぎで、日本の哺乳類の中で最速の逃げ足を持っています。
耳からの体温の放熱を抑えるため本州以南のノウサギと比較すると、体格に対して耳が小さくなっています。
そんな彼らは夏と冬で全く違う姿をしています。
夏毛はは白色から灰白色。冬毛は白色になるのです。
白くてふわふわになるこれからの季節。
ぜひ見ておきたいですね。
スズメ
引用:@onakan_s
公園や街中、至る所でちゅんちゅんと鳴きながら落ち着きなく飛び回る姿が、とっても可愛いスズメ。
冬のスズメは「ふくらすずめ」といって、古くから冬の代名詞として可愛がられていることを知っていましたか。
自分で羽毛をふくらませて、中に空気の層を作ることで、冷たい冬の外気から温かさを保っているのです。
さらに暖を取るために雀同士でぎゅうぎゅうにくっついたりして、冬をしのぎます。
もこもこぎゅうぎゅうの彼らをぜひ、寒くなってきたら観察してみてください。
ホッコリすること間違いなしですよ!
エゾモモンガ
エゾモモンガも冬になると冬仕様に衣替えする動物の一つです。
冬になると淡いグレー系(夏は茶褐色)に変化します。
さらに冬を越えるためどんぐりなどを大量に食べ皮下脂肪を蓄えます。
夏に比べると20%も重くなることもあるそうです。
人間に換算すると60kgの人が72kgになるくらい。
秋〜冬のエゾモモンガはぽっちゃり癒し系といったところでしょうか。
また、夏の間はほとんど単独行動する彼らも寒い冬には敵わないのか 広めの巣穴を見つけ5〜6匹のエゾモモンガ同士が仲良く丸くなって温めあいます。
いっぱい食べて協力しあうのがエゾモモンガ流の越冬の仕方ようです。
ホンドテン
引用:http://fukuokazoo.blogspot.com/2018/05/blog-post_24.html
引用https://www.city.sendai.jp/zoo/staffu_blog/200404_hondoten-nyuufeisu.html
イタチとよく似た体型をしていて、細長い体とふさふさとした尻尾が特徴です。
木登りが得意で、森を立体的に利用して狩りをおこないます。
昼間は寝ていることが多い印象ですが、夕方から起きて活発的に動き始めるホンドテン。
とてもすばしっこくあちこちを走り回り狩りを行う小さなハンターです。
保護色といって周囲の色に似せて自分の姿を目立たなくさせるため
夏は全体的に褐色で顔は黒、冬は体が黄色で頭は白色という独特のカラーリングになります。
ホッキョクギツネ
ホッキョクグマならぬホッキョクギツネ。
キタキツネと比べてみると、ホッキョクギツネのほうが鼻が短く、耳も小さいのが特徴です。
足の裏にも毛が生えていて防寒と滑り止め、両方の役割も持っています。
夏場が胃をや地面に似せた灰褐色をしていますが、冬は雪に同化できるように白っぽく色を変化させます。
また、冷たい強風にも耐えられるように外側は硬く長い毛をしていて、内側は柔らかく短い毛にすることによって保湿性を高めています。
この毛のおかげでマイナス70度までは耐えられるというから驚きです。
マヌルネコ
まるまるしていてモッフモフそれでいてとっても不機嫌そうな見た目が特徴的なマヌルネコ。
ただ太っているわけではないのです。
マヌルネコはモンゴルやロシア、中国といったステップや半砂漠など厳しい自然環境の中で生息しています。
冬にはマイナス50度になることもありたっぷりの脂肪と被毛で冬を乗り切っているのです。
とっても暖かそうな良質な毛皮…ということもあって、ハンターに狙われ乱獲されていて現在、国際自然保護連合のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。
夏毛より冬毛の方がもふもふ感がアップするので動物園に見に行くなら、冬がおすすめの動物の1つです。
オコジョ
別名ヤマイタチ(山鼬)、くだぎつね(管狐)、エゾイタチともいい
気性が荒く、ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを捕食することがある、可愛い見た目とは裏腹な性格を持つ動物です。
オスは体長16~33cmほど、体重150~320gで、メスはこれよりも一回り小さいサイズです。
夏と冬で被毛の色を大きく変え夏場は背中や頭が茶色、お腹は白色の2色になり、冬は真っ白でふわふわの毛に変わり尻尾の先は黒く衣替えをします。
ニホンザル
二ホンザルも他の動物たちと比べてわかりづらい変化ではありますが、 秋頃から長い冬毛が生え始めふわふわで全体的にふっくらした感じになります。
そして、他の動物とは決定的に違うこといえば寒さをしのぐために、温泉に入るということです。
外国人からは「スノーモンキー」とも呼ばれ、日本でしか見れない温泉に入る動物として人気があります。
温泉に入ることでストレスを解消していることも研究で明らかになっています。
温泉に浸かることで寒さとストレス同時に解消してしまうなんて、とっても頭の良い動物ですね!
日光猿軍団に温泉ざるを見に行こう!
寒い季節限定イベント「おさる温泉」!
ニホンザルが温泉に入る姿を生で見てみたい。
そんなお客様のご要望に応えるため、日光さる軍団は園内に温泉を作ってしまいました!
おさるさんの為だけに作られたおさる温泉。
温泉に浸かるおさるさんの気持ちよさそうな姿と記念撮影を撮ったり、触れ合うこともできます。
近すぎてお客さんがお湯をかけられてしまうことも!?
こんなに近くでおさるさんの入浴姿を見れるのも、日光さる軍団だけかもしれません。
冬だけの限定イベントですのでぜひ、遊びに来てくださいね。