こんな動物みたことある??世界で暮らす珍しい動物
2020年月10日06日
現在、今まで人間が発見して名前のついている動物の種類は140万種もあると言われています。
さらにまだ人間が発見していない生物を合わせると870万種の生き物が暮らしている計算になるそうです。
これら全ての生物を見つけようとすると、1200年もの時間と30万人の生物学者、多額の資金が必要になります。
私たちが行く動物園も100年後には見たことが無い動物たちが並んでいるかもしれませんね。
今回は絶滅危惧種に認定されている動物や見た目がちょっと変わっていて、日本では見たことのないような珍しい動物をご紹介していきます。
マレーヒヨケザル
引用:https://www.vario-media.net/cute/20170404_21190/
分類:皮翼目 ヒヨケザル科
体長:33〜38cm
翼開長:65〜75cm
東南アジアに生息するムササビのように手足の間の皮膜を使って100メートル以上も飛ぶことのできる哺乳類です。
夜行性で昼間は木にぶら下がって寝ていますが、櫛状の切歯で蜜や樹液などを濾しとって食べます。
ジュレヌク
引用:https://kerensu.photoshelter.com/image/I0000tls5GPaoK.k
分類:ウシ科ジェレヌク属
体長: 1〜1.8 m
体重: 30〜50kg
ジュレヌクは主に果実、葉っぱ、花などを主食としていますが、高い場所にある果実や葉っぱを食べる時には、後ろ足だけで立ち上がり、ムシャムシャと豪快に食べるその姿が特徴的です。
小さなお顔に大きな目と耳がとってもキュートです。
オスは成体になると立派なS字状のツノを生やします。
テングザル
分類:霊長目 オナガザル科
体長:オス74.5cm、メス62cm
体重:オス20kg、メス10kg
名前の通り、天狗のような長い鼻を持つお猿さんです。
オスもメスも鼻が伸びていますが、オスの鼻の方が立派で大きな鼻を持ち大きければ大きいほどモテるそうです。
ボルネオ島の固有種で、大きな川の周辺のみに生息します。
猿の中では珍しく主食は植物の葉です。
大きな鼻は食事中には邪魔になるときもあり、時々片手で鼻を押し上げながら食べ物を口に運ぶこともあります。
アカウアカリ
引用:https://www.compathy.net/magazine/2015/09/16/uakari/
分類:サキ科ウアカリ属
体長:36~57㎝
体重:2~3㎏
コロンビアの熱帯雨林にすむこの猿。
インパクトのある見た目に初めて見た人はびっくりするのではないでしょうか。
現地ではウアカリ=猿
英語ではウアカリという言葉の前に“Bald”というハゲという意味の単語が使われています。
直訳するとハゲザルという意味です。
この顔の赤さは健康のバロメーターになっていて赤ければ赤いほど元気です。
マラリアにかかると顔が白くなってしまうようです。
エンペラータマリン
分類:霊長目(サル目) オマキザル科
体重:300~400g
体長:24~26cm(尾は含まず)
ペルー、ボリビア、ブラジルなどに生息する、お髭が特徴的なお猿さんです。
小さな家族単位で暮らしていてメス・オスに限らず成猿には白く長い立派な髭があります。
この特徴的な髭がエンペラー(かつてのドイツ皇帝ヴィルヘルム2世)に似ていることから名前がつけられました。
主に果実や樹液、昆虫などを主食としていますが、トカゲやカエル、鳥の卵なども食べます。
アカキノボリカンガルー
分類:双前歯目 カンガルー科
体長: 90~180cm
体重: 7~10kg
オーストラリアやニューギニア島の熱帯雨林に生息しているカンガルーです。
主に樹上で生活し、木の葉を主食とし、花や草の芽、シダ、コケ、樹皮なども食べます。
カンガルーといっても木の上で生活するため、前足が発達していて前足の力で木登りをします。
他のカンガルーではピョンピョンと両足で跳びながら歩くことしかできませんが、キノボリカンガルーは後ろ足を交互に動かし前後進むことができます。